マルチタスクとシングルタスク

マルチタスクはダメ。
シングルタスクこそ、正義。
みたいな風潮だけど、ケースバイケースだよね。
ひとつの業務を高速で仕上げるためにはシングルタスクがいいと思う。
でも、そもそもそんな仕事だったら機械やAIと一緒じゃん!と思ってしまう。
今までは集中力を発揮して高速で仕事をおわす人はできる人!みたいな感じだったけど、そんなのAIに代替されるんだろうな。

自分は今までHSPという気質だから、シングルタスクに拘ってた。どれだけ集中できるか、どれだけ没頭できるかが重要だと思ってた。

だから、まとまった時間さえあれば本領を発揮できるとずっと思ってた。

いざ実際まとまった時間を確保できたが、そんなのは幻想だった。

まず、集中は持続しない。
それに、持続できていてもできた仕事量はたかが知れてる。

それに、集中すると疲れる。

だから、自分はそういうタイプではないと、マルチタスクに切り替えた。


具体的にいうと、風呂敷を広げて目には入るものからやってく感じ。

 

よく家事をやるとパートナーに「すべてが中途半端」と言われることが多かった。

 

実際、ひとつのことをおわす前に違うことに手をつけてしまう習性があった。

それは、自分も気をつけて直そうと思ってたがなかなか治らなかった。

だから、家事はパートナーが1個1個着実におわしていくよりもダントツに遅かった。

 

でも、ひとりだとこれがうまくいく。

いつものように目には入るものから手をつけていく。

そこで、今まで無意識下に考えていたことに気づいた。

自分はひとつの業務よりすべての仕事をひとつと捉えていることだった。

 

だから、動線を無意識に考えてしまう。

そうなると、やってけばやってくほど風呂敷は広がっていくのだが、最終的にすべてを畳みきることができる。

しかも、早い。

そして、疲れない。

 

「集中しない」というのはすごく心地よく感じてしまう自分がいた。

 

それから、自信を持ってマルチタスクでやっていく方向に変えた。

 

これは、集団や組織では、はっきり使えないやつ。

実際去年プロジェクトリーダーとしてやっていがそれがあだとなっていた。

 

今現在、ひとりでやっているが、実は数プロジェクトを掛け持ちでやってる。

 

そのほうが、発想も生まれやすい。

ちょっと前まではなかなか進まないプロジェクトに自責の念を抱いていたが、今はそうじゃない。

 

すごく自由に、クリエイティビティが鍛えられ、心地よく進めていくことができる。

 

ひとつを極めるというのはすごくかっこよくて憧れてもいたけど、今はこういう自分の生き方を誇りに思ってる。

 

実際、今まで点としてやってきたことが、知らぬ間に線を結んでいることが多い。

 

何事も無駄じゃない。

いっぱい挑戦して、いっぱい行動して、いろんなところに種をまく一年にしたい。